「シャンプーやブラッシングのたびに抜け毛が気になる」
「最近、分け目が目立つようになった」と、お悩みではありませんか?
これは珍しいことでも恥ずかしいことでもありません。
発毛専門の医療機関である『リアスクリニック』が、全国の20代から60代の薄毛に悩む女性を対象に実施した調査によると「髪のボリュームが減った」と感じている方は66%以上にのぼることが明らかになりました。
髪は人の第一印象に大きな影響を与える要素です。「髪型で印象が決まる」とも言われるほど、豊かな髪を保つことは若々しさや自信につながります。
本記事では、女性の薄毛の原因を詳しく解説するとともに、具体的な対策方法や治療法、費用相場もご紹介します。
この記事でわかること
- 女性の薄毛の原因
- 抜け毛が気になるときの対策方法
- 薄毛治療のメリット・デメリット
- 薄毛治療の費用相場
調査概要:「女性の薄毛の悩みと対策」に関する調査
【調査期間】2023年3月3日(金)〜2023年3月4日(土)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,004人
【調査対象】全国の薄毛に悩む20代~60代女性
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
Contents
女性の薄毛の主な原因
女性の薄毛の原因は加齢だけではありません。ホルモンバランスの変化や生活習慣などの要因が複雑に関係しています。
ここでは、薄毛の原因を6つに分けて解説していきます。
ホルモンバランスの乱れ
女性ホルモンのエストロゲンは、髪の成長を促し、抜け毛を抑える役割を担っています。
髪には「毛周期(もうしゅうき)」と呼ばれるサイクルがあります。髪の1本1本の毛周期には成長期が2~6年、退行期が2~3週、休止期が2~3ヶ月あり、一定期間の成長期が過ぎると毛根は細胞分裂を止め、自然に抜け落ちていきます。
この毛周期を調節するのがエストロゲンです。エストロゲンが十分に分泌されていると、成長期が長くなり、髪のボリュームやツヤが保たれます。
反対に、エストロゲンが減少すると成長期が短くなり、毛周期が乱れてしまいます。その結果、髪にハリやコシがなくなり、パサつきや抜け毛が増える原因となります。
エストロゲンの分泌量は、出産直後や30代後半から徐々に減少し、更年期に差しかかると急激に低下してしまうため、このタイミングで薄毛に悩む方も多いです。
栄養不足や不規則な生活習慣
髪の主成分であるケラチンは、18種類のアミノ酸から構成されるたんぱく質です。その中でも、必須アミノ酸の一つであるメチオニンは、髪の健康維持に欠かせない栄養素です。
まず、食事から摂取されたメチオニンは消化・吸収され、血液によって全身を巡り、頭皮へと運ばれます。頭皮に届いたメチオニンは、毛母細胞でシスチンに変換されます。このシスチンがケラチンの合成に直接関与し、丈夫で健康的な髪を作るための土台となります。
また、髪の成長には、たんぱく質だけでなく鉄分や亜鉛、ビタミンB群といった栄養素も必要です。これらが不足すると髪に十分な栄養が届かず、薄毛や抜け毛の原因になります。
特に、忙しい生活や一人暮らしで食事が偏ったり、極端なダイエットをしたりすることは、髪の健康を損なう要因の1つです。
過度なヘアケアや頭皮環境の悪化
過剰なヘアカラーやパーマ、過度なドライヤーやヘアアイロンの使用は、髪のキューティクルを傷つけ、髪を弱くする原因です。
これが直接的に薄毛を引き起こすわけではありませんが、強い熱や摩擦が頭皮に負担をかけることで、毛根にダメージを与え、抜け毛や薄毛のリスクを高めることがあります。
また、洗浄力が強すぎるシャンプーや不適切な洗髪方法も、頭皮環境の悪化を招く原因です。
必要以上に洗髪を繰り返して皮脂を取りすぎたり、すすぎが不十分でシャンプー成分が頭皮に残ったりすることが、頭皮のバリア機能を低下させ、乾燥や炎症を引き起こす要因となります。
ストレスや過度なダイエット
ストレスは自律神経のバランスを乱し、血管を収縮させることで頭皮の血行を悪化させてしまいます。そのため、毛根に酸素や栄養が十分に行き渡らなくなり、髪の成長が妨げられることがあります。
また、ホルモンバランスを崩す要因ともなり、毛周期を乱すことで抜け毛や薄毛を引き起こす原因となります。
さらに、過度なダイエットとストレスが同時に起こると、血行不良と栄養不足が重なり頭皮環境が悪化します。この状態が長期間続くと毛根の機能が低下し、髪が細く弱くなるだけでなく、新しい髪が生えにくくなり、結果として、薄毛の進行が加速してしまいます。
ストレスや過度なダイエットは、それぞれ単独でも薄毛の大きなリスク要因ですが、両者が重なるとその影響はさらに深刻化します。
遺伝や病気
薄毛の原因には遺伝的要因や、それ以外の疾患が潜んでいる場合もあります。
女性型脱毛症(FAGA)は、家族に薄毛の人がいる場合に発症リスクが高まりやすく、頭頂部や分け目を中心に髪が薄くなるのが特徴です。
また、甲状腺機能の低下や亢進(こうしん:過剰になること)は、ホルモンバランスを乱し毛髪の成長を妨げる原因です。鉄欠乏性貧血も女性に多く見られ、毛根への酸素供給が不足することで髪の成長が滞ります。
さらに、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)ではホルモンバランスの乱れにより薄毛を引き起こします。
遺伝的要因であっても進行を抑えることは可能です。それ以外の疾患が疑われる場合は早めに専門のクリニックを受診してください。
加齢
加齢に伴い、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が減ることで、髪が細く弱くなり薄毛が進行していきます。
また、加齢による血行不良は毛根への酸素や栄養の供給が滞らせ、皮脂分泌量の減少や乾燥を引き起こします。このような状態が続くことで、髪のボリュームやハリが失われ、薄毛がさらに目立ってしまうのです。
抜け毛がひどいときのセルフケア方法
ここでは、薄毛や抜け毛に悩む女性がすぐに始められるセルフケアを5つご紹介します。
栄養バランスを整える
髪の健康を保つために、以下の栄養素をバランスよく摂取しましょう。
栄養素 | 働き | 代表的な食材 |
---|---|---|
鉄分 | 毛根に酸素を供給するために必要なヘモグロビンの生成を助ける。 不足すると髪の成長が滞り、抜け毛の原因になる。 | 赤身の肉やレバー、ほうれん草、ひじき |
たんぱく質 | 髪の主成分であるケラチンの材料。 | 鶏肉、魚、卵、大豆製品 |
亜鉛 | 毛母細胞の働きを活性化し、髪の成長を促進。 | 牡蠣、ナッツ類、牛肉、シーフード |
ビタミンB群 | 髪の成長を助ける代謝をサポート。 | 卵黄、ナッツ、全粒穀物、葉物野菜 |
忙しい日常の中で栄養を十分に摂取できない場合、サプリメントを活用することも効果的です。ただし、サプリメントの服用にあたっては、以下の点に注意が必要です。
- 信頼できるメーカーの製品を選ぶ
- 用法容量を確認して適切な摂取量を確認する
用法容量を守らず過剰摂取してしまうと胃腸障害や銅欠乏症などの疾患を引き起こす原因になります。特に鉄分や亜鉛は摂取量や長期服用に注意してください。
サプリメントはあくまで補助的な役割です。基本はバランスの取れた食事から栄養を摂ることを心がけてください。
正しいヘアケアで頭皮環境を整える
適切なヘアケアは髪と頭皮環境を整えるうえで欠かせないものです。ここでは、正しいヘアケア方法を解説します。
1. シャンプーの選び方と洗髪方法
アミノ酸系シャンプーなど、頭皮に優しい成分のものを選びましょう。洗髪前にブラッシングをすることで、予洗い時に汚れが落ちやすくなります。予洗いはぬるま湯で1分ほど行ってください。
シャンプーは手でよく泡立ててから頭皮に塗布し、指の腹を使って優しくマッサージするように洗いましょう。
2. すすぎの徹底
シャンプーやコンディショナーが頭皮に残ると、炎症やフケの原因になります。ぬるま湯を使い、頭皮や髪を丁寧にすすぐことを心がけましょう。
特にシャンプーを使って髪を洗う時間の、倍の時間をかけてすすぐことを心がけると、洗浄成分をしっかり落とせます。
3. 洗髪後の乾かし方
洗髪後はタオルで優しく髪を押さえ、水分を吸収させます。髪をゴシゴシと擦ると摩擦が起こり、髪にダメージを与えてしまうので避けてください。
ドライヤーを使う際は、髪から20cm以上離し、中温で乾かしましょう。頭皮を優先して乾かし、その後髪全体を乾かします。
4. 頭皮マッサージ
血行を促進するために、指の腹や頭皮マッサージ用のブラシで優しくマッサージします。これはドライヤー後や入浴時に取り入れると効果的です。
強く擦るのではなく、軽い力で行ってください。強すぎる力でマッサージすると指や手首を痛めてしまうだけでなく、頭痛やめまいを引き起こすこともあるので「心地いい」と感じる程度の力でマッサージを行いましょう。
5. 紫外線対策
頭皮は紫外線の影響を受けやすいため、外出時には帽子を着用したり、UVカットスプレーを使用しましょう。
規則正しい生活を送る
睡眠不足や不規則な生活はホルモンバランスを崩す原因になります。特に、睡眠中に分泌される成長ホルモンは、髪の成長を促進し、頭皮の新陳代謝を整える効果があります。
成長ホルモンの分泌を最大限促すためにも、7時間程度の睡眠時間を確保しましょう。
ストレスを軽減する
ストレスが溜まるとホルモンバランスが乱れ、血行不良を招きます。その結果、髪の成長に必要な栄養が頭皮に行き渡りにくくなり、薄毛の進行が早まる可能性があります。
ストレスを軽減する具体的な方法として、ヨガや瞑想、軽い運動が挙げられます。これらは自律神経を整え、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑える働きがあり、心身のリラックスを促します。
また、趣味に没頭したり、友人との交流を楽しむことも心をリフレッシュさせる良い方法です。
専門のクリニックに相談する
セルフケアを続けても薄毛の改善が見られない場合は、専門のクリニックで診察を受けましょう。薄毛の原因を正確に特定し、適切な治療を受けられます。
専門クリニックを受診するタイミングは以下の通りです。
- 薄毛が急速に進行している場合
- 脱毛が頭皮の一部に集中している場合(円形脱毛症など)
- セルフケアを続けても改善が見られない場合
- 甲状腺や貧血など、健康に関する不安がある場合
薄毛は進行性のため、早めの診断と治療が効果的です。
女性に多い脱毛症は7種類
女性に多い脱毛症は以下の7種類です。
- びまん性脱毛症
- FAGA(女性男性型脱毛症)
- 分娩後脱毛症(産後脱毛症)
- 粃糠(ひこう)性脱毛症
- 脂漏(しろう)性脱毛症
- 牽引性脱毛症
- 円形脱毛症
それぞれの原因と特徴・見分け方を詳しく解説します。
びまん性脱毛症
びまん性脱毛症は加齢やホルモンバランスの乱れ、ストレス、栄養不足などが主な原因です。これらの要因によって毛周期が乱れ、髪の成長期が短縮されてしまいます。
その結果、休止期に入る毛髪の割合が増加し、全体的に髪のボリュームが減少するのが特徴です。
特徴と見分け方
- 頭髪全体が均一に薄くなる
- 分け目や地肌が目立つが、特定の部位が極端に薄くなることはない
- 髪が細く柔らかくなることが多いが、生え際や生え変わりのペースは比較的維持される
- 年齢に関係なく発生する可能性があるが、20~40代でよく見られる
- ストレスや栄養不足が主因の場合、比較的若い年代で発生することが多い
- 原因を特定して適切に対応すれば、比較的回復しやすい
FAGA(女性男性型脱毛症)
FAGA(女性男性型脱毛症)は、ホルモンバランスの乱れが主な原因です。特に閉経後にエストロゲンの分泌が減少することで、毛髪の成長が妨げられます。
また、男性ホルモンであるテストステロンの影響が強まることで、毛髪が細くなり、抜け毛が増加する特徴があります。
特徴と見分け方
- 頭頂部や分け目を中心に薄毛が進行
- 生え際のラインは保たれるが、髪が全体的に細く短くなる
- 分け目の広がりが顕著で、進行する場合は頭頂部の地肌が目立つ
- 主に30代後半以降から発症し、閉経後(50代以降)に進行が加速
- 遺伝的要因がある場合は、20代後半から進行することもある
- 進行性のため、治療を中断すると再び脱毛が進む可能性が高い
分娩後脱毛症(産後脱毛症)
分娩後脱毛症(産後脱毛症)は、妊娠中に増加していたエストロゲンが、出産後に急激に減少することで引き起こされます。このホルモン変化が毛周期に影響を与え、一時的に脱毛してしまいます。
特に、成長期にあった髪が休止期に移行することで、抜け毛が目立つのが特徴です。
特徴と見分け方
- 出産後2~3か月で抜け毛が増加
- 髪の全体が薄くなるが、特に前頭部や頭頂部が目立つ
- 出産後しばらくして抜け毛が増える
- 一時的で6か月~1年以内に自然に回復することが多い
粃糠(ひこう)性脱毛症
粃糠(ひこう)性脱毛症は、頭皮の乾燥やフケ(特に乾性フケ)が原因です。
乾燥したフケが毛穴を詰まらせることで頭皮の環境が悪化し、炎症が進行します。この炎症が毛根にダメージを与えることで、髪の成長が妨げられ、脱毛が起きる状態になります。
特徴と見分け方
- フケが大量に発生し、頭皮が乾燥している
- 抜け毛とともに、頭皮にかゆみがあることが多い
- 頭皮に乾燥したフケや赤み、かゆみが見られる
- フケが毛穴に詰まって毛髪が抜けやすくなる
脂漏(しろう)性脱毛症
脂漏(しろう)性脱毛症は、過剰な頭皮の皮脂分泌が原因です。
過剰な皮脂が毛穴を詰まらせることで頭皮の環境が悪化し、炎症を引き起こします。この炎症が毛根にダメージを与え、髪の成長が妨げられるため、脱毛が進行します。
特徴と見分け方
- 頭皮がベタつき、フケが湿った状態で出る
- 毛穴周辺が赤く炎症を起こしていることがある
- 頭皮がベタつきやすく、湿ったフケが多い
- 炎症やかゆみが伴い、抜け毛が目立つ
牽引性脱毛症
牽引性脱毛症は、髪を強く引っ張るヘアスタイルが原因です。
ポニーテールやヘアエクステなど、髪を引っ張るようなヘアスタイルを長期間続けることで、毛根に負荷がかかり、髪が抜けやすくなります。この状態が続くと、毛根が弱まり、新しい髪が生えにくくなることがあります。
特徴と見分け方
- 生え際や頭頂部など、引っ張られる部位で抜け毛が目立つ
- 痛みやかゆみはない場合が多い
- 生え際の髪が薄くなる
- 引っ張りが少ない部位では髪がしっかり残っている
円形脱毛症
円形脱毛症は、自己免疫疾患が原因で発生する脱毛症です。免疫系が誤って毛根を攻撃することで、髪が突然抜け落ちます。
この疾患には、ストレスや遺伝的要因、アレルギー体質が誘因となる場合もあります。
主に円形の脱毛斑が頭皮に現れるのが特徴で、進行すると複数の脱毛箇所が広がることがあります。
特徴と見分け方
- 10円玉サイズの円形状の脱毛が頭皮に発生
- 痛みやかゆみはほとんどないが、急激に脱毛する
- 脱毛部分が1か所または複数箇所に集中
- 重症化すると、頭髪全体が抜け落ちる場合もある
治療のメリット・デメリットと費用
以下の表では、セルフケア方法とクリニックでの治療が必要なものに分け、治療法のメリット・デメリット、費用相場をまとめました。
セルフケアで行える治療法
治療法 | メリット | デメリット | 費用相場 | 対象 |
---|---|---|---|---|
外用薬 (ミノキシジル) | 手軽に使用できる 血行促進と発毛促進 | 継続使用が必要 頭皮のかゆみや発赤のリスク | 月額5,000~10,000円 | びまん性脱毛症 FAGA |
栄養補給 (サプリメント) | 髪の健康を支える 比較的安全 | 劇的な効果は期待しにくい | 月額2,000~5,000円 | びまん性脱毛症 分娩後脱毛症 |
頭皮ケア (マッサージ、シャンプー) | 頭皮環境の改善 血行促進 | 即効性は低い 継続的なケアが必要 | 月額1,000~3,000円 | びまん性脱毛症 脂漏性脱毛症 牽引性脱毛症 |
レーザー治療 (家庭用機器) | 痛みが少ない 自宅で使用可能 | 初期費用が高い 単体での効果は限定的 | 機器:5万円~10万円 | びまん性脱毛症 FAGA |
クリニックでの治療が必要なもの
治療法 | メリット | デメリット | 費用相場 | 対象 |
---|---|---|---|---|
内服薬(スピロノラクトン、パントガールなど) | ホルモン調整や栄養補給で高い効果あり | 医師の処方が必要副作用の可能性 | 月額5,000~15,000円 | びまん性脱毛症 FAGA |
抗炎症薬、抗真菌薬 | 頭皮の炎症や脂漏性皮膚炎を治療 | 医師の処方が必要 | 1回2,000~5,000円 | 脂漏性脱毛症 粃糠性脱毛症 |
レーザー治療(LLLT) | 頭皮の血行を改善し毛根の栄養供給をサポート | 単体での効果は限定的複数回の施術が必要 | 1回数千円~1万円 | びまん性脱毛症 FAGA 牽引性脱毛症 |
PRP療法 | 自己血液由来で安全性が高い | 高額複数回の施術が必要 | 1回50,000~100,000円 | びまん性脱毛症 FAGA 分娩後脱毛症 |
自毛植毛 | 自然な仕上がり長期間効果が持続 | 高額外科手術が必要でダウンタイムあり | 数十万円~100万円以上 | 進行したびまん性脱毛症 FAGA 牽引性脱毛症 |
メソセラピー | 成分を直接頭皮に注入し即効性が期待できる | 高額複数回の施術が必要 | 1回20,000~50,000円 | びまん性脱毛症 FAGA 牽引性脱毛症 |
ホルモン療法 | ホルモン性の薄毛に特に有効 | 副作用(むくみ、体重増加)長期間使用必要 | 月額5,000~20,000円 | 分娩後脱毛症 FAGA |
ステロイド治療 | 炎症性の脱毛症や円形脱毛症に即効性あり | 長期使用で皮膚の薄化感染リスク増加 | 1回5,000~15,000円 | 円形脱毛症 |
免疫抑制療法 | 自己免疫疾患が原因の脱毛を抑制 | 副作用(感染リスク増加)定期検査が必要 | 1回5,000~15,000円 | 円形脱毛症 |
まとめ
女性の薄毛は、ホルモンバランスの乱れや栄養不足、ストレス、不適切なヘアケアなど、さまざまな原因が複雑に絡み合って起こります。
薄毛のタイプには「びまん性脱毛症」「FAGA」「分娩後脱毛症」「粃糠性脱毛症」「脂漏性脱毛症」「牽引性脱毛症」「円形脱毛症」などがあり、それぞれ特徴や治療法が異なります。
軽度の症状であれば栄養バランスを整えたり、正しいヘアケアを実践することで改善が期待できますが、進行性の薄毛や原因が特定できない場合は専門クリニックでの診断・治療が重要です。
薄毛が気になりだしたら、まずは原因に合わせた適切なセルフケアを行いましょう。セルフケアが難しい種類の脱毛症が疑われる際は、早めに専門クリニックを受診してください。