美容アカウントを運営する方に人気の資格と言えば化粧品検定ですが、1級まで取得した後に気になるのがコスメコンシェルジュの資格。
SNSでも検定試験の合格発表後に話題になることも多く、ステップアップするべきかお悩みの方も多いのではないでしょうか?
コスメコンシェルジュの資格を取得するとどんなメリットがあるのでしょうか?
美容系のお仕事をしている方は仕事に活かすこともできますが、仕事が美容関係ではない方でも取るメリットはあるのでしょうか?
実際に専業主婦の私がコスメコンシェルジュの資格を取得してみて、メリットに感じたことや勉強方法、資格取得までの勉強時間の目安についてご紹介いたします。
Contents
コスメコンシェルジュとは?
化粧品を理解し、肌悩みに合わせた提案ができる「化粧品の専門家」
各級の知識を活かし、化粧品の種類ごとの特徴を学ぶことで、肌悩みに合わせた化粧品を選び提案する「化粧品の専門家」としてのスキルを身につける日本化粧品検定最上位資格です。日本化粧品検定1級取得者のみが目指せる資格です。
日本化粧品検定協会公式HP
つまり、自分自身のコスメ選びはもちろん、身近な方の肌悩みをヒアリングし、その方の生活習慣や化粧品の使用感の好みに合った商品の提案が出来るようになる資格です。
もちろん資格がなくても、誰かに化粧品を“自分のおすすめ化粧品”として伝えることは可能ですが、それは「その“誰か”に合った化粧品であるか?」というポイントは度外視される傾向があります。それが更なる肌悩みを呼んでしまうと、お互い悲しいですよね。お仕事として化粧品を紹介している方では尚更で、それがクレームに繋がったり、ブランドイメージの低下に繋がったりする恐れも……。
コスメコンシェルジュの資格では、そのような事態をできるだけ回避できるように、ヒアリングから得られた悩みから本来のニーズを引き出し、肌悩みの理由を見つけ提案するという一連の流れを学びます。そこでは、短期的な目標だけでなく、中・長期的な目標も明確にし、それを叶えるためにはどの商品が適切であるのか?を探っていきます。
コスメコンシェルジュの資格取得条件と費用
化粧品検定の最上位資格であるコスメコンシェルジュ。資格取得においては以下のとおり条件があります。
- 日本化粧品検定1級に合格していること
- 化粧品検定協会の会員であること
- 日本化粧品検定特級コスメコンシェルジュ養成講座を受講し、所定の試験に合格していること
入会金 | 10,000円(不課税) |
年会費 | 10,000円(不課税) |
資格取得費用 | 29,700円(税込) ※受講料16,500円、受験料13,200円 |
※入会金、年会費に消費税はかかりません。
※4月1日~翌3月31日の年度制となり、途中入会の場合も年会費全額が必要。
※お申し込みは日本国内から受講・受験ができるかたのみ。
コスメコンシェルジュ養成講座の受講と勉強時間
テキストが届いたら、オンラインで動画を視聴し勉強開始です。
パワーポイントでまとめられたテキストを見ながら解説を聞き、必要に応じて動画を止めテキストに書き込み勉強していきます。
テキスト内容はこちら
- 相手に寄り添うニーズの引き出し方
- 7つの肌悩みを解説!
- 化粧品の選び方(肌悩み×化粧品の種類編)
- 化粧品の選び方(肌悩み×化粧品の表示編)
- “伝わる”提案力の高め方
- 使い心地を伝える言葉の選び方
- 化粧品の法規制やルール
- 資格をキャリアに活かす方法
動画を視聴するだけの受動的な勉強も多いので、勉強が苦手な方でもそこまで苦になる内容ではなく、化粧品に興味を持つ方であれば楽しく受講することができそうです。
動画は倍速で見ることもできるので、私がコスメコンシェルジュの勉強にかかった時間は約10時間でした。
コスメコンシェルジュ資格試験の内容と合格基準
コスメコンシェルジュの資格試験は選択式試験+記述式課題の二部構成。オンラインで受験します。
選択式試験は90分で60問の問題に解答し、その出題範囲は化粧品検定1~3級のテキスト+養成講座の講義内容です。合格基準は正答率70%前後(問題の難易度により変動)。
出題範囲は広いので「難しそう」だと感じられるかたもいらっしゃるかもしれませんが、体感的には化粧品検定1級試験のほうが難しく感じたので、1級を合格されている方なら問題なく合格基準に達すると思います。
記述式試験は時間制限なしの2問。出題範囲は選択式試験と同じですが、記述式のため多少読解力は必要かもしれません。出題される問題は養成講座テキスト『“伝わる”提案力の高め方』の内容であるため、そのワークを自分で考えしっかり書き込むことが出来ていれば問題なく合格できるはずです。文字数ギリギリまで書くくらいで丁度いいくらいだと思われます。
コスメコンシェルジュを取得して感じるメリット
個人的な見解ではありますが、私がコスメコンシェルジュを取得して感じたメリットは
- 自分の肌状態を適切に把握することができるようになったこと
- 家族の肌状態に合う化粧品を提案し、肌状態の改善に繋がったこと
私自身、今現在は美容関連の仕事をしているわけではないので仕事に繋がっているわけではありません。しかし、現在コスメライター ベーシック講座を受講しているので、今後は自分の権威性にも繋がり資格を活かすことができるのではないかと考えております。
まとめ
「化粧品検定1級合格したけど、コスメコンシェルジュを取得する必要あるのかな?」
この答えは、結局のところ“自分次第”
美容関連のお仕事をされている場合は実践的な内容も多いためおすすめする資格ではありますが、美容関連のお仕事ではない場合は“活かすも殺すも自分次第”です。
せっかく化粧品検定1級取得したのであれば、最上位資格まで取ってしまったほうが知識が確実なものになるため、私はコスメコンシェルジュまで資格取得することをおすすめしたいです。
また、美容アカウントを運用している方は自分の発信に責任を持つ意味でも資格取得を目指していただきたいなと思います。